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主にTRPG関連の何かをつぶやいて記事にします。魔法少女系オリジナルTRPG「対魔戦記TRPG ヨリガミハッカー」製作中。

SW2.5ビルド練り練り: バヨネット魔力撃シューター

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SW2.5ビルド練り練り: バヨネット魔力撃シューター

こんにちは、はやみねです。

突然ですが、変わり種として、魔力撃バヨネットシューターについて考えてみます。

sw2.5において、弱体化を受けたにもかかわらずトップメタを走り続ける《魔力撃》。そんな魔力撃と、遠隔攻撃を主体とするシューター技能を組み合わせるという禁忌。なぜそんなことをしようというのか。

その理由はただひとつ、〈バヨネット〉の存在にあります。あえて使うメリットもないデータに見えますが、彼には「シューター技能で命中力判定/ダメージ算出を行える」という特徴があります。
 そんなことを言われれば、思うことはただ一つ。「使えばいいじゃない」と。


とはいえ、他戦士系技能と比べたとき、シューター技能は《タフネス》《バトルマスター》の恩恵を受けられない、専用の戦闘特技なしでは回避力判定を行えないという弱点があります。そんな弱点、どうやって補えば……というか、わざわざシューターを使うメリットとは……?

シューターを採用するメリットは、「B技能戦士系技能にもかかわらず、(フェンサーと違って)鎧の装備制限がない」というところにあります。つまり、回避を行えないというデメリットさえ帳消しにできれば、シューターは間違いなく最優の戦士系技能となるのです!(バトマスは知らない……)

データを読み込んだ方なら気付くかもしれませんが、デーモンルーラー技能の魔法がひとつ、《デモンズドッジ》を使えば、その問題を完璧に解決できるのです。デーモンルーラー技能は近接サポート魔法を多く持ち、魔力撃のお供としても最適です。魔法の行使にはペナルティが課せられますが、魔力撃のお供ならあまり関係がありません。

具体的なビルド方針としては、できるだけシューター技能とデーモンルーラー技能を並行・集中して上げていくことになるでしょう。デーモンルーラー技能は単なる火力ソースだけではなく、回避力の源泉ともなるためです。
 ファイター・グラップラー魔法戦士が経験点の工面に苦労し、フェンサーが防具の貧弱さにあえいでいるのを尻目に悠々と戦場を闊歩してください。

しかしやはり、その弱点は戦闘特技にあるでしょう。あなたは13Lvまで、通常の魔力撃ファイターとほぼ同様の火力を、B技能-A技能の経験点で得ることができますが、耐久力においては《タフネス》《頑強》ぶん劣ります。そして13Lv時点で、《魔力撃》《必殺攻撃》や《魔力撃》《全力攻撃》、《ファストアクション》→《魔力撃》*2といった強力なコンボを同僚が使い始めたとき、バヨネット魔力撃シューターは涙に濡れることでしょう。

ただ、これは捉え方次第で特技枠の自由があるとも言えます。2つ以上の宣言型特技や《頑強》を取るインセンティブがないことで、魔力撃戦士ではあまり取る枠がない《防具習熟》《MP軽減》《命中強化》といった特技に手を伸ばし、キャラシートを芸術的にしてもいいでしょう。
 もちろん、現実的には《射手の体術》を取り、デーモンルーラー技能を11Lv程度でとどめることで他技能に経験点を割いてもよいでしょう。
 参考までに、公式の高レベル作成レギュレーションの「14~15Lv(16,500EXP)」で考えてみますと、ファイター-魔法職(A-A技能)では、「ファイター15, デーモンルーラー12, レンジャー12, エンハンサー5」と組めるところ、シューター-魔法職(B-A技能)では「シューター15, デーモンルーラー13, レンジャー12, エンハンサー5」「シューター15, レンジャー12, デーモンルーラー11, ライダー10, ,エンハンサー5」といった風に自由を効かせることができます。(デーモンルーラーも15にしようとすると、さすがにB技能4レベルぶんしか経験点が残りません)
 具体的に言えば13,000点を浮かせられるということ。これの価値をどれほど重く見るかによってこのビルドの評価は大きく分かれることでしょう。

また、バヨネットを使う以上、武器は〈トラドール〉から更新する必要がないということもある意味利点と言えます。武器費用を気にせず、武器の乗り換えの心配なく加工も行えます。
 このことから、《防具習熟A/金属鎧》〜《防具の達人》を取得し、武器分の資金を防具に割くことで《タフネス》がないことによるデメリットを低減させるというプランが現実味を帯びてきます。
ただ、防具習熟を取る上で考えなくてはならないのは必要筋力。せっかくトラドールが必要筋力5なのに、筋力を上げては無駄になる気もします。ただ、筋力成長を捨てることで防御性能が下がるならそれはフェンサー技能の下位互換となりますし、知力が必要なビルドでもない(補助魔法しか使わない)ため、器用度 > 筋力 ≧ 生命力 > 敏捷力 ≧ 精神力 >知力 という成長方針で問題はないと思います。通常の魔力撃戦士と違い、主動作魔法を完全に捨てるくらいの割り切りがないとビルドの恩恵は十分に活きてきません。
 高レベルでは、《アンチアークィバス》《インペリアル》レベルの防具を装備することによって、未だに《プレートアーマー》を着ているような火力特化型魔力撃戦士とは対物理性能で大きな違いが出てくることでしょう。

本当なら具体的に点数計算をして比較を行いたいところですが、深夜の思いつきにて割愛。ただ、《バトルマスター》がないことによる火力差、武器の性能差のほかはそこまで火力面での差はないと考えます。

ちなみに、本来のバヨネットシューター(というか〈ガン〉シューター)の相棒であるマギテック技能ですが、サブで取っても〈ヒーリング・バレット〉による回復や、あえて言えば必中妨害魔法〈スモーク・ボム〉程度しか使うものがなく、役割が持てないためあまり取得の動機はないかと思います(最強魔法《ターゲット・サイト》を持つ1Lvのみでよい)。

まとめ

ここまで書き、このバヨネット魔力撃シューターは、メタレベルとは言わないまでも一見の価値のあるビルドであると結論づけたいと思います。ご覧の方は、ぜひ貴卓での採用を検討してみてください。このビルドは、「11Lvまで命中力判定代用魔法がない状態での《デモンズドッジ》、あまりにも使いみちがなくない?」というところからの思いつきに過ぎなかったので、それにしては使えそうなビルドだなと感じます。

ただ、データを参照し、改めて「シューター技能の利点」というのが単純にないなと思い知らされます。ただ遠距離攻撃をしたいなら投擲攻撃でじゅうぶんですし、ガン攻撃の強みはシューター技能単体のメリットとは到底呼べないでしょう。《タフネス》《バトルマスター》《カウンター》《全力攻撃3》《必殺攻撃3》《変幻自在》……そういった多彩な特技によるサポートという戦士系技能の魅力が、シューター技能には決定的に欠如しているのです。《投げ強化》《跳び蹴り》のようなおもしろギミックもなく、そこにあるのは微妙特技の二大巨頭、《狙撃》のみ。
 バヨネット魔力撃シューターなど考える暇もないような、心躍るメカニズムをぜひ作って欲しいところです。

個人的にSW2.5に期待していた、戦士系技能に対する根本的なメカニズム変更・新メカニズムは基本ルルブ環境〜現行環境ではなされてきませんでした。シューターに限らず、新しい戦闘特技、新しい魔法といった新鮮なデータがなく、版上げ当時やや肩透かし気味だった記憶があります。sw2.0時代の流派のようなアドホックな展開ではなく、根本的に改革をするには、版上げというのはいいチャンスだったと思うのですが……
 とはいえ、節目に心機一転させ、これからの展開につなげていくという気配は感じられましたし、実際自環境でも新たに卓が立ち始めるなど、タイトルに良い効果は合ったと思います。sw2.0時代より2.5のフレッシュな感じは自分は好きです。

その上であえて言うと、これからの展開で、sw2.0のイグニスブレイズに相当するゲームチェンジャーが訪れることを期待しています。

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