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主にTRPG関連の何かをつぶやいて記事にします。魔法少女系オリジナルTRPG「対魔戦記TRPG ヨリガミハッカー」製作中。

達成値を持つアイテムに関するルール

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達成値を持つアイテムに関するルール

達成値を持つアイテムに関するルール

ねらい

 「達成値を持つアイテム」ありますよね?例えば<イフリートの髭>(→「1改」p288)みたいなのです。ダイスに頼ずに魔法が使えるとはいえ、こういうアイテムは欲しいときには高いし気づいたときには時代遅れ。とはいえ実際、魔法が出るなら幾らかマシな方。実際大した事ない効果にもこういう問題はつきもので。、アイテムの達成値はファンブルしないだけマシだと思ってやるしかないですね。
 ……はい、今納得したなら。折角手に入れたアイテムがタンスの肥やしどころか魔晶石の代金になって消えていくのが耐えられない、そういう考えが一瞬でも脳裏に浮かんだ"数少ない"人のためのルールですから。オーケー?

はい本文です。

 道具作成にエンチャント、なんて甘美な響き……あ、もう本文始まってます?しょうがないねぇ。

本文

目次

・付呪判定/工作判定
・達成値を持つアイテムの強化
・選択ルール:エンチャンター
・選択ルール:アイテムを<達成値を持つアイテム>にする
・エンチャント一覧
・追加アイテム

コメント:言い訳を見つけてはデータを作りまくる癖がありますが今回は特にそれを止める堰が無かったので完全に魔力放出しました。「エンチャント一覧」に記されたほとんどのデータがルールの採用なしに<強化>アイテムとして採用可能なのでどうぞご活用ください。
ダウンロード(txtファイル)


付呪判定/工作判定

 このルールは魔法使い系技能,アルケミスト技能を使用する判定「付呪判定」とレンジャー技能を使用する「工作判定」を追加し、付呪判定,改造判定によって一部のアイテムの効果を書き換えることを可能にします。
・付呪判定
 基準値:魔法使い系技能orアルケミスト技能+知力ボーナス
 所要時間:10分
 効果:成功すれば、魔法が掛けられたアイテムを作成し、強化することができる。また、判定に-2のペナルティ修正を受ける代わり、魔法が掛けられたアイテムを調べることができる(【アナライズ・エンチャントメント】と同様の処理)。
・工作判定
 基準値:レンジャー技能+器用度ボーナス
 所要時間:10分
 効果:成功すれば、魔法が掛けられていないアイテムを作成し、強化することができる。
 

達成値を持つアイテムの強化

 付呪判定/工作判定の基準値に含まれる技能を1レベル以上で取得しているキャラクターは、<達成値を持つアイテム>を対象として付呪判定/改造判定を行うことができます。<達成値を持つアイテム>とは、以下のいずれか、又は両方の条件を満たすアイテムを指します。
・主動作または補助動作で使用する特殊効果を持ち、その達成値が明示された特定の値であるアイテム
・そのアイテムの効果を見破ったり破壊するために判定を行う必要があり、その目標値が明示された特定の値であるアイテム
 <達成値を持つアイテム>を対象として付呪判定/工作判定を行うとき、その目標値はに元になった<達成値を持つアイテム>の達成値と同じ値になります。また、このときの判定にクリティカルは発生しません。また、強化のための費用として「使用する技能x100」ガメルを消費する必要があります。
 <達成値を持つアイテム>に対する付呪判定/工作判定に成功したとき、そのアイテムが持つ達成値は、その判定の達成値によって上書きされます。ただし、判定の達成値が41以上の場合、アイテムの持つ達成値は「40」となるほか、アイテムに用いられる技術の種類(使用する技能)によって以下のようにアイテムの持つ達成値の上限が決定されます。
技能による達成値の制限
「n」:「n」が上限であることを表します
技能/魔動機文明/魔法文明/神代/非魔法/特殊
ソーサラー/-/35/-/-/直接ダメージを与える効果なら達成値+2
コンジャラー/-/35/-/-/直接ダメージを与えない効果なら達成値+2
ウィザード/-/-/40/-/
プリースト/15/20/20/-/特に蛮族orアンデッドに不利な効果なら+4
マギテック/30/-/-/-/魔動機文明時代の技術なら達成値+4
フェアリーテイマー/-/25/25/-/精霊に関連がある効果なら+4
デーモンルーラー/-/25/25/-/魔神に関連がある効果なら+4
アルケミスト/30/30/30/15/付呪判定に常に+2
レンジャー/-/-/-/20/罠として使うアイテムなら達成値+4

選択ルール:エンチャンター

 一般技能エンチャンターを、付呪判定/加工判定が可能な技能として設定します。付呪判定/加工判定に係る制限はアルケミスト技能に準じますが、その判定には常に+2のボーナス修正を得ます。

選択ルール:アイテムを<達成値を持つアイテム>にする

 コメント:<達成値を持つアイテム>なんて言ってもさ、大した数も種類もないし、わざわざルールひとつ導入するまでもないんじゃないの?とお思いのそこのアナタ!(分かってんだろ?まったく)ご安心くださいよ。今回はご丁寧にもお手本を用意しましたから、お仕着せだと思わないでいっちょ試してみましょう。
 GMはもちろんPLも、新たに<達成値を持つアイテム>を作りたいと思ったなら、いつでも作ることができます。このように。
 <達成値を持つアイテム>を作成するとき、元となるアイテムとアイテムに施す特殊効果の2つを指定する必要があります。ここではアイテムに施す特殊効果を<エンチャント>と総称します。
 キャラクターが<エンチャント>を指定するには、そのキャラクターがその<エンチャント>を知っている必要があります。<エンチャント>を知るには、その<エンチャント>が掛かったアイテムを壊す(当然、アイテムを壊したときその価値は0になり、あらゆる効果を失います)、または<エンチャント>に設定された価格と同じだけのガメルを支払って知識を得る必要があります。
 元となるアイテムと<エンチャント>を指定したなら、キャラクターは付呪/工作判定を行い、その判定の達成値が<達成値を持つアイテム>が持つアイテムとなり、その<エンチャント>に設定された価格の半分の値(最高5,000G)だけ、アイテムの基本取引価格が増加します。
 ただし、アイテムを作成する場合にも強化する場合と同様の達成値の上限があります。また、指定した<エンチャント>に「(最低n)」と記されている場合、判定の達成値がn未満であればそのアイテムの作成に失敗したとみなし、元となったアイテムは壊れます。
 利用可能な<エンチャント>を別項(→「エンチャント一覧」)に記しますが、それ以外の<エンチャント>を作成してもいいでしょう。
 元となるアイテムは基本的に全てのアイテムを対象としますが、、元から特殊効果を持つアイテムに新たな効果を付与することは処理の煩雑さにつながるため、避けたほうが良いでしょう。
エンチャント一覧
「製作時期」:その<エンチャント>が用いる技術が生まれた時代。「非魔法」と記されているなら、その技術を魔法を介さずに再現可能なことを指す。
「カテゴリ限定」:その<エンチャント>はそのカテゴリに属するアイテムにしか施すことができない。
「必要時間」:その<エンチャント>を含むアイテムを作成するのに必要な時間。付呪判定/加工判定とは別に消費する。特に必要時間が1週間以上のものは、ひとりのキャラクターが同じセッション中に二個以上作ることができない。
アイテムの説明中の[達成値]という表記は、行った付呪/工作判定の達成値に読み替えてください。
<皮の>
製作時期:非魔法
カテゴリ限定:武器
価値:6,600G
必要時間:1時間
効果:(最低15)<皮張り加工の槍>と同様の効果を得る。
<狂戦士の>
製作時期:魔動機文明/魔法文明
カテゴリ限定:武器
価値:8,000G
必要時間:2週間
効果:(最低15)この武器のC値は「[達成値]/8(端数切下)」点減少する(クリティカルしやすくなる)。このアイテムを装備している間、あらゆる行使判定を行うことはできず、手番終了時にHPかMPを「最大HP/10(最低5)」点失う。このアイテムを手放すとき、目標値「[達成値]」の精神抵抗力判定を行い、失敗したならそのターンの間そのアイテムを手放すことはできない。
<炎をもたらす>
製作時期:魔動機文明
カテゴリ限定:武器(打撃武器)
価値:9,000G
必要時間:一週間
効果:(最低20)<フロギストン・インパクト>と同様の効果を得る。
<不死殺しの>
製作時期:魔法文明/神紀文明
カテゴリ限定:武器/矢弾(矢/太矢)
価値:8,000G
必要時間:2週間
効果:(最低15)「分類:アンデッド」のキャラクター、またはヴァンパイアであるキャラクターにこのアイテムによる攻撃が命中したなら、その対象はただちに「[達成値]」を目標値とする生命抵抗力判定を行う。失敗した対象は18ラウンドの間対象の回避力判定に-1のペナルティ修正を受ける。この効果は-4まで重複する。
<裏切りの>
製作時期:魔法文明
カテゴリ限定:武器/矢弾
価値:80,000G
必要時間:2週間(武器)/1週間(矢弾12本)/1日(矢弾1本)
効果:(最低20/15)眠っているキャラクターを攻撃するとき、そのC値を「-2」する。友好的なキャラクターを攻撃するとき、その追加ダメージを2倍にする。
<反逆の>
製作時期:魔動機文明/魔法文明
カテゴリ限定:武器/矢弾
価値:20,000G
必要時間:2週間(武器)/1週間(矢弾12本)/1日(矢弾1本)
効果:(最低20)このアイテムを作成するとき、追加費用として「3,000」Gを消費する。
 現在HPが最大HPと同じかそれ以上であるキャラクターに攻撃が命中したとき、対象はただちに「[達成値]」を目標値とする精神抵抗力判定を行い、「抵抗:短縮」「時間:30秒(3ラウンド)」で「手番終了時、HPとMPに5点のダメージを受ける」。この効果は3回まで重複する
 さらに、命中力判定の出目が「12」なら、攻撃の対象は次の手番を放棄しなければならない。
<魔力の>
製作時期:魔動機文明/魔法文明
カテゴリ限定:矢弾(矢/太矢)
価値:14,000G
必要時間:1日(12本)/3時間(1本)
効果:(最低15)<魔力の矢>と同様の効果。
<太陽神の>
製作時期:魔法文明/神紀文明
カテゴリ限定:矢弾(矢/太矢)
価値:40,000G
必要時間:1週間(12本)/1日(1本)
効果:(最低20)このアイテムを作成するとき、追加費用として「1,000」Gを消費する。
 このアイテムを作成するとき、その達成値の上限はティダンを信仰しているプリーストであれば「40」、第一の剣に属する神のプリーストであれば「30」、それ以外であれば「25」となる。
 穢れを「1」点以上持つ対象に攻撃するとき、その命中力判定に+1する。
 穢れを「1」点以上持つ対象にこのアイテムによる攻撃が命中したなら、その対象はただちに「[達成値]」を目標値とする精神抵抗力判定を行う。失敗した対象は自身の穢れと同じ値だけ呪い属性の回復不能ダメージを受ける(受けたダメージの値と同じだけ、HPの最大値を永久に失う)。
 この矢はHP最大値を減少させる効果を発揮しない限り回収して再利用が可能である。
<小火騒ぎの>
製作時期:魔動機文明/魔法文明/非魔法
カテゴリ限定:武器(カテゴリ<投擲>)/一般アイテム(罠)
価値:2,000G
必要時間:10分
効果:対象に火属性/純エネルギー属性/衝撃属性の魔法ダメージを「2」点ずつ与える。
<遠隔操作の>
製作時期:非魔法
カテゴリ限定:一般アイテム(罠)
価値:6,000
必要時間:30分
効果:(最低15)この<エンチャント>は既に<エンチャント>がついているアイテムに施すことが出来る。
 このアイテムを設置したキャラクターは、このアイテムを起動する動作を「射程/形状:30m/起点指定」であるものとして行うことができる。
<追撃者の>
製作時期:非魔法
カテゴリ限定:一般アイテム(罠)
価値:3,000G
必要時間:30分
効果:対象はただちに「[達成値]」を目標値とする罠回避判定を行う。失敗した場合対象は転倒し、さらに「時間:3ラウンド」で「強制的に移動させたり、転倒させる効果に対して回避/抵抗を試みるとき、その判定に-2のペナルティ修正を受ける」効果を受ける。
<爆発の>
製作時期:非魔法
カテゴリ限定:一般アイテム(罠)
価値:4,000
必要時間:30分
効果:対象は「[達成値]」を目標値とする罠回避判定を行い、「抵抗:短縮」「時間:30秒(3ラウンド)」で「手番終了時,炎属性/純エネルギー属性/衝撃続映の魔法ダメージを2点ずつ受ける」。
<復讐の>
製作時期:非魔法
カテゴリ限定:一般アイテム(罠)
価値:4,000G
必要時間:30分
効果:対象はただちに「[達成値]」を目標値とする罠回避判定を行い、失敗した場合は「10」点の毒属性物理ダメージを受ける。対象のレベルが自身のレベルより高いなら、与えるダメージを「20」点の呪い属性魔法ダメージに変更する。この効果を一度でも処理したなら、この効果は即座に失われる。
追加アイテム
強化
<フロギスタン・インパクト>
知名度:-/用法:-/価格:5,000G
効果:打撃時の衝撃によって大気中の「燃素」を対象に吸着させ、対象を落ち葉のように燃えやすくする装置。この強化は打撃武器にのみ行うことができる。
 この強化を施された武器による攻撃が命中したとき、対象に「時間:3分(18ラウンド)」で「弱点:炎属性ダメージ+3」「弱点:純エネルギー属性ダメージ+3」「弱点:衝撃属性ダメージ+3」のいずれかを与える。この効果は異なる弱点を指定する限り重複する。
一般アイテム(罠)
<トリップワイヤー>
価格:20G
概要:12mの直線に「対象:単体」の罠を張る
効果:このアイテムは15mまでの直線の形状で、罠として設置することができます。このアイテムを設置しているところを見ていないキャラクターがこのアイテムの設置された箇所を通過するか、補助動作を使って「罠を起動する」動作が行われたとき、設置者がこのアイテム上に存在するキャラクター一体を対象に選び、このアイテムに施された<エンチャント>の効果を処理します。このアイテムは1度設置したら回収することはできません。
<ガーゴイルのトリップワイヤー>
価格:2,000G
概要:18mの直線に「対象:半径3m/すべて」の罠を張る。再利用可能
効果:手のひらに収まる程度のガーゴイルを模した監視装置です。このアイテムは<トリップワイヤー>と同様に設置することができます。ただし、通常の<トリップワイヤー>とは異なり、25mまでの直線として設置できます。また<トリップワイヤー>と同様に対象を一体選んだ後、その対象を中心として「対象:半径3m/すべて」に同じ効果を処理します。罠が起動してもこのアイテム自体は破壊されず、再利用可能です。
<バグベアードのレーザー・トリップワイヤー>
価格:7,500G
概要:30mの2回まで屈折可能な直線に罠を張る。再利用可能
効果:手のひらに収まる程度の、バグベアードを模した監視装置です。このアイテムは<トリップワイヤー>と同様に設置することができます。ただし、通常の<トリップワイヤー>とは頃なり、合計30mまでの連続した直線を、2回まで角度を変えて設置することができます。また、キャラクター3体までを対象に選ぶことができ、それぞれに対して「対象:半径3m/すべて」に同じ効果を処理します。罠が起動してもこのアイテム自体は破壊されず、再利用可能です。
また、既存アイテムも、罠として扱うことができると判断した場合はカテゴリ:<一般アイテム(罠)>として扱うことができます。
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